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島が消えゆくとき。

今更だけど最終日のアレ。


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「ど、どこが、流れるプールだ。普通の津波じゃ・・・しょっぺ!」


青一面の世界でぷかぷか浮かぶ彼はそう呟いた。
周りには目につくものは何もない。強いて言えば、水着+浮輪姿のヴィオだけだろうか。
彼は海にぷかぷか浮いていた。日差しは強い。


笑顔を浮かべる男に島のクリーニングとして冒険者たちは波にのまれて追い出された。
もちろん、冒険者の一人であったヴィオも例外ではなかった。
いきなり水着姿にされ、思いっきり流されて、今に至る。


流される前に一緒に行動していた照夜や姫輝の姿はない。
どうやら波に飲まれたときに離れてしまったようだ。
今はきっと彼らの世界に流されているのか、誰かに助けてもらっているのか。

ともかく、無事ならいいんだが・・・


ヴィオは空を見上げ、ため息をついた。
空に曇はなく、強い日差しが遮られることもなく降り注ぐ。


「・・・誰にも言えなかったな」

島で会って、島で支えてくれた人たち。
みんな島から追い出された以上、会うことはもう無理に近いだろう。
宿に行く鈴も恐らく、波にのまれて・・・

出会いがあれば、別れもあるのは彼も十分知っていた。
それが急に起こるものが断然、多いことも。


――だけど、嫌だった。

せめて最後にお礼をしたかった。
助けられてばかりだったから、教えられてばかりだったから。

何より、楽しい時を過ごせたから。


「ったく、急ぎすぎだろ。あのやろ」

と、やる気なく空に向かってぼやく。
しかし、空は何もなかったように青いままで風は一層強く吹くだけだった。



しばらくして、またため息をつくと今度は島があったと思われる方向を見る。

ヴィオは悲しそうに目を細め、
そして、誰もいない場所で誰かに向けて彼は呟く。










「また、どこかで」





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そして、大陸海岸に流れ着いたとさ。(



うん、ぼんやりとしたENDなんだ。すまない(
流れ着いたあと、もちろんお礼周りをしましたよ。わいわいがやがやと。
大陸海岸から元の世界へはたぶんトワパパ(ENo.967の父)の揚陸艦に乗せてもらって帰りました。


・・・まぁ、近いうちにヴィオが元の世界に戻った後を書きたいな・・・
有言不実行になりかねないから期待はしないほうがいいだろうね。つか、読まないね。うん。





さて・・・次は六命か・・・
技能どうしよう。
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