（仮）

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宿からの帰り道。
霧の中、ヴィオはゆっくりと静かに歩いていた。

手には一通の手紙。


「まさか、来るとは思わなかったなー・・・」


彼は少し嬉しそうにそう呟いた。





それはほんの少し前。
賑やかな宿にやってきた彼に妖精から一通の手紙が手渡されたのだ。
シンプルな封筒に龍の絵が描かれたシールで封をしてあるものだった。


宛名には『ヴィオ・D・ショルト』。
日付は妖精から受け取った日。

そして、差出人は・・・あの日の待ち合わせの相手から。


最初はまさかの相手からで困惑した。
元の世界からどうやってきたのかも不思議に思えたぐらいに。

だが、その相手だからこそなのだろうか・・・困惑も不思議に思う気持ちも消えていた。

ただ今思うのは、


「楽しみだなー」


その気持ちが大きかった。





ふと気づけば、霧と森の終わりに差し掛かっていた。
ヴィオは立ち止りもう一度、封筒に入っていた親友からの手紙を開き、ゆっくりと読み始めた。



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ヴィオへ


元気にしていますか？
コントラルトから事情は聞きました。
君のことだからきっと大丈夫なんだろうけど・・・それでも心配だよ。


この手紙がある時点でわかっていると思うけど、僕もこの世界に来ています。
君がこの宿によく来ると聞いたので、この手紙を妖精に預かってもらいました。
少し不安だけど、ちゃんと届いているかな？

何故預けたかというと、ヴィオと合流したいことを伝えたかったからです。
コントラルトもおじいさんも心配しているし、それに色々話したいこともあるんだ。
そこで手紙に書いてある日付からセリフォリーフを基準にして3日後、夜に宿で合流できないかな？
もし、3日過ぎていたときや来れないときは、一緒に入れた紙に書いて妖精に頼んでください。


それでは、3日後の夜に妖精の宿で待っています。


フィティアより

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「3日後・・・か」


と確認するように彼は呟いた後、森の外へと大きく一歩を踏み出した。


それとともに、約束を伝え役目を終えた手紙はゆっくりと消えていった・・・


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何、このｇｄｇｄ（

ってことで、サブフラグが濃くなってきましたよー
・・・まぁ、サブは宿で超フライングで名前が出てきていたけどね。


親友さんからの手紙には気になるキーワードはあると思うけど、それは後日。
ってか、わかる人にはわかるんじゃないかな・・・？



さて・・・設定も追加公開していかないとねー・・・