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夢が示すもの。



42日目のロール風練習試合前のアレ。


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フィチーはいつも通りに遺跡外をふらふらと歩いていた。
もはや、行ったことがない場所を求めてふらふらと歩き回ることが日課になっている気がする。


 遺跡の中も興味があるが、外も興味がある。


そんな感じで最初は好奇心で歩き回っていたが、最近はほとんど気晴らしのためになっている。

「・・・一体・・・なんで・・・」

フィチーは歩きながらそうポツリと呟いた。
あの人たちと戦ってから違和感を感じるようになったり、同じ悪夢ばかり見るようになっていた。
悪夢を見るたびに苦しくなってしまう。

(一体あの夢はなんなんだ?同じ夢ばかり見るのもおかしい気がする・・・)

そんなことを考えながらフィチーはふらふらと歩いていると、大きな樹が見えた。
下にはゆったりとしたローブに身を包んだ人がいる。
前にPTを組んだシュノーンだ。

フィチーは話しかけるかどうか悩んだが、ふと、シュノーンが医者をやっているってことを思い出した。

(・・・もしかしたら、シュノーンが何か知ってるかもな)

そう思ったフィチーは樹の下に向かい、シュノーンに話しかけた。

「やあ、シュノーン」

「こんばんは・・・フィチー」

こちらに気付いたシュノーンは落ち着いた声で挨拶をした。
彼の足元には頭が3つある犬と変な・・・何かがじゃれ合っている。

とりあえず簡単な挨拶をしたが、そのあとは沈黙が続いた。
どう切り出せばいいのかわからなかった。
どう話せばいいか考えているとシュノーンが気にかけてきた。

「・・・どうしたの? 酷く・・・落ち込んで、いるようだけど・・・」

「え・・・あっと・・・その」

どうやら無意識に暗い顔になっていたようだ。
そんなことを唐突に言われたフィチーは少し慌てて誤魔化そうとした。
が、このままだといけない気がしてフィチーはすぐに誤魔化すことをやめた。
そして、しばらく黙った後、恐る恐る問いかけた。

「・・・少し、相談があるんだが・・・いいか?」

「私に、答えられるの・・・なら、いいよ」

その答えに少しホッとしながら、少し話しづらそうに話し始めた。

「・・・14隊・・・だったかな?」

「女性と、兵士が・・・3人なら、そうだと思う」

「じゃあそれだ。アイツらと戦った後から、違和感を感じたり、同じ嫌な夢ばっかり見るんだ・・・」

「違和感は最近なくなってきたけど、夢は見るたびにだんだん苦しくなるんだ・・・
 なんで・・・そうなるんだろ? シュノーン、どーしたらいいんだ?」

そう話したフィチーの声はさっきとは違い、悲しそうな声だった。
相談を聞くために黙っていたシュノーンは少し考えたあと、こう切り出した。


「・・・荒治療だけど、記憶に・・・働きかけて、みる・・・?」





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練習試合にてロール風することになったのでSSをば
最後の<練習試合に続く>はSSではないので抜かしてあるけど(
相変わらず、文章が変なのは気にしない。気にしない。



今更だけど・・・
フィチーが暗いのはやっぱ変
暗いのはヤツのほうが合う気がする。(

え、結果?
結果は別の記事に書くよ。
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